ACE COMBAT X撤収・あっけない最新作の幕切れ【▲→トーノZERO→ゲームプレイ日記→ACE COMBAT X Skies of Deception】

　実は、ACE COMBAT Xはずっと臨戦態勢……、つまり電源を入れればすぐ飛べる状態を維持していました。

　より具体的に言えば、ACE COMBAT XのUMDがPSP本体にセットされ、ACアダプタが常時接続されて充電状態を維持し、ACE COMBAT Xのミッション選択画面で中断状態で置かれていたわけです。

　その理由は、もし気になることがあればすぐに飛べるようにするためです。

　しかし、実際に飛ぶのかと言われると、ほとんど飛びません。最後に飛んだのは、攻略本で気になる点をチェックした時です。それ以後は飛んでいません。

　それにも関わらず、ずっとACアダプタをつないでおくのは無意味であるばかりか、バッテリーにも良くないだろう……ということで、完全にACアダプタを外し、UMDをパッケージに格納し、撤収という扱いとしました。

今なお続くXの存在感 §

　近くの本屋の攻略本コーナーでは、まだACE COMBAT Xの攻略本が平積みになっています。それを見ると、確かにXの存在感が続いていることが実感されます。

　ACE COMBAT Xは紛れもなく、人気ゲームのACE COMBATシリーズの最新作であり、それを無視することはできないのでしょう。

　しかし、その存在感が大きいのかというと、そうでもありません。

　もはや、「うぉ～、Xの空に再挑戦するぜ!」といった気分が盛り上がる出来事に遭遇することはないのです。

　Xの長所は何だったのでしょうか。

　いろいろ考えてみましたが、やはり工夫の連続で乗り切ったという創造性の部分ではないかと思います。ゲームをクリアするというよりも、ゲームの遊び方を発明しつつ進めたようなところがあります。

　逆にXの弱点は何か。

　やはり、操作性の悪さでしょう。持ちにくいし、ボタンも少なすぎるPSPで、ACE COMBATをやるのは無理があるという感じでした。

　しかし、そうすると、携帯ゲーム機主流という現在の風潮の中でACE COMBATの居場所はない……という結論にもなりかねません。

　正直な今の気持ちを書けば、しばらくACE COMBATの新作は無い方が良いかな……と感じます。次回作は、X発売から2年後ぐらいで丁度良いかな……という感じです。

　まあ何というか。まだやることはいろいろあるし……。

　いろいろとは何かって?

　とりあえず、ACE COMBAT 5攻略 Incompleteの全面改定とか。無根拠な願望を書けば、今度は同人誌形式で作りたいと思っています。